なぜAviciiのUnbreakableをBUNT.がリリースしたのか?

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おっくソ
おっくソ

こんにちは、おっくソです。

Aviciiの「Unbreakable」という曲をご存知ですか?

僕はUltra Miami 2016でのAviciiのパフォーマンスで初めて聞いたのですが、そこからとても好きになった曲の1つです。

でもこの「Unbreakable」という曲、ご存知の方も多いと思いますがリリースされていないんですよね。

Unbreakableという曲としてはリリースされていなくて、Unbreakableのドロップ部分「Friend Of Mine」という曲のドロップになっています。

Unbreakableをはじめて2016年に聞いてから、Aviciiがリリースしてくれるのを待っていたんですが、2018年4月20日に彼は逝ってしまいました。

そしてFriend Of Mineがリリースされたことで、Unbreakableとしてのリリースは消えてしまったわけなんですよね。

BUNT.がUnbreakableをリリースした

ですがAviciiではなく、代わりに「Unbreakable」をリリースしたDJがいたんです。

それがBUNT.です。

「BUNT. – Unbreakable feat. Clarence Coffee Jr.」という形で2020年にリリースされました。

初めて知った時に、Aviciiの名前が入らないんだなと思ったのを記憶しています。

ちなみにBUNT.とは、ドイツ出身のDJ/プロデューサーです。

もともとはLeviとNicoの2人組だったのですが、2021年に1人(Nico)が抜けて、Leviが1人でBUNT.として活動しています。

「Unbreakable」をリリースした時は2人組だったということになりますね。

なぜAviciiのUnbreakableをBUNT.がリリースしたのか?

ここで疑問になるのが、なぜAviciiのUnbreakableをBUNT.がリリースしたのか?

気になりますよね。

そもそも、BUNT.がUnbreakableをリリースしたことを僕は知りませんでした。

Unbreakableがなぜ世に出なかったのか、気になって調べた時に↓こちらの記事を見つけたんです。

Unbreakable以外にも書かれているのでぜひ見てみてほしいのですが、この記事でBUNT.の存在を知ったわけです。

ここでフィーチャリングとして参加しているシンガーソングライター・Clarence Coffee Jr.が、もともとデモテープを書いて、そのデモがAviciiとBUNT.の手に渡っていたというのがわかりますね。

つまり、両者がそれぞれデモをもとにプロデュースをしていたということ。

だからBUNT.がリリースした曲名にはAviciiの名前が入っていないんですね。

「BUNT. – Unbreakable feat. Clarence Coffee Jr.」

デモを送った「Clarence Coffee Jr.」がフィーチャリングとして入っています。

EDMのフィーチャリング(featuring・feat・ft)の意味とは?

BUNT.がリリースした真意とは?

ただ、僕的には何か引っかかっていたんですよね。

横取りじゃないけれど、どうしてBUNT.はUnbreakableをリリースできたんだろう?

レーベルの意向かな?

いろいろ気になって英語で調べて見ると、あるページが見つかりました。

このページでは、BUNT.がUnbreakableをリリースしたことに対するスレッドが立っているのですが、

驚くべきはBUNT.本人がこのスレッドに対して返信していたんです。

Hey guys, this is BUNT and we just saw this thread. Just to avoid any false informations and misunderstanding we wanna clear this up. we got the demo unbreakable in 2013 and produced it. Our manager is/was the A&R of Avicii, so we might often got the same demos as Tim got. We sent our version to the songwriters and waited for approval. We we‘re super super small at that time and the chance was literally zero to become the song. I think 2 years later our manager called us and said: „guys, sad news. Avicii played unbreakable live, it’s his song now“. On the one side we we‘re sad. Of course, cause we LOVED the song. On the other side, Tim was and is our lifetime musical inspiration. We wouldn’t do folk house if we we wouldn’t get inspired by Avicii. So all good!

To the people who doesn’t like it that we gonna release it: all good, we understand that. we‘re as much fans of Avicii as you are. (I even have his logo as a tattoo on my arm). If we wouldn’t do music, we probably also only wanna have Aviciis Version released. but I mean it’s better than nothing. At least the song comes out now. We do our best to make this song as good as possible!

Sorry for the bad english, we‘re originally from Germany.

https://www.reddit.com/r/avicii/comments/fowfs7/bunt_will_release_their_version_of_unbreakable/

グーグル翻訳と簡単な意訳で、日本語に翻訳してみたので参考まで。

やあ、BUNT.だけど、ちょうどこのスレッドを見たところだ。誤った情報や誤解を避けるために、整理させてほしい。僕らは2013年にUnbreakableのデモを入手し、制作した。僕らのマネージャーはAviciiのA&Rでもある/あったので、Tim(Aviciiの本名)が入手したのと同じデモを僕らも入手することはよくあったんだ。僕らは僕らのバージョンをソングライターに送り、承認を待った。当時、僕らは本当に有名ではなく小物で、曲になる可能性は文字通りゼロだった。たしか2年後、マネージャーから電話があり、こう言われたと思う。「君たち、残念なニュースだ。AviciiがUnbreakableをライブで披露した。もう彼の曲だ。」僕たちは悲しかった。そりゃもちろん、だって僕らはその曲を愛していたから。ただ一方で、Timは昔から僕らの生涯の音楽的インスピレーションで、今でもそうだ。Aviciiにインスパイアされてなければ僕らはフォークハウスミュージックをやっていなかっただろう。だから結果オーライなのさ!

僕らがUnbreakableをリリースすることを良く思わない方々へ:意見を受け入れるし、僕らはそれらを理解している。僕らもあなたたちと同じくらいのAviciiのファンだ。 (僕はAviciiのロゴのタトゥーを自分の腕に入れてさえいる)。僕らが音楽をやっていなかったら、おそらくAviciiのリリースを待ち望んでいるだけだっただろう。でも何もないよりはましだと思うんだ。僕らの曲はリリースされる。僕らは最善を尽くしてこの曲を最高のものにする!

最後に下手な英語で申し訳ない。僕らはドイツ出身だから。

ドイツ人の彼が、慣れない英語で書いているからこそ、細かいニュアンスがどこまで正確に僕らに伝わっているかは分かりません。

でも事実として、同じデモがAviciiとBUNT.に渡って、それぞれで楽曲制作していた。

だからこそ、BUNT.からすると、Aviciiにライブで先にパフォーマンスされたことは悲しかった

そしてたぶん悔しさもあったんだろうなと思います。

でも、一方でBUNT.もAviciiの大ファンでもあるから、Aviciiへのリスペクトはもちろん持っている。

そのうえで、この曲がリリースされないまま消えていくよりも、自分たちのバージョンをリリースすることを選んだということでしょうか。

自分たちのバージョンも聞いてほしい、その思いもあると思います。

BUNT.自身もこの「Unbreakable」を愛していたからこその選択ですね。

正直僕としては、「Unbreakable」をこれからも聞いていきたいので、リリースしてくれてよかったと思います。

ドロップ部分はAviciiのものとは全然違い、BUNT.らしさが詰まっているメロディーになってると感じます。

今ではヘビロテですよ。

このAviciiとBUNT.のストーリーを知ったからこそ、余計にこの曲を好きになれましたしね。

まとめ

AviciiのUnbreakableがなぜBUNT.からリリースされたのかご紹介しました。

同じデモテープがAviciiとBUNT.に渡され、両者が楽曲制作していた。

そしてAviciiが先に、ライブでUnbreakableを披露した。

だがAviciiがそのあとUnbreakableをリリースすることはなく、BUNT.が自分たちのバージョンをリリースした

BUNT.はAviciiへのリスペクトを持ちつつ、曲を世に出す選択をした。

僕はこのUnbreakableでBUNT.を知り、これ以降BUNT.の曲もたくさん聞くようになりました

Aviciiの曲で感じた「カントリー感」BUNT.の曲で感じることができるんですよね。

BUNT.をあまり知らない方はぜひ聞いてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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