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加湿器っていろいろな種類があるけど、どれを選べばいいんだろう?
今回はそんな疑問にお答えします。
- 部屋が真っ白になってしまった経験をもとにした、加湿器の選び方
- おすすめの加湿器
こんにちは、おっくソです。
寒くなってきたら暖房をつけると思いますが、同時に必要になるのが加湿器ですよね。
肌はカサカサになるし、喉も痛くなるし、湿度が欲しくなります。
僕もかなり乾燥に敏感で、とくに唇が乾燥するのが嫌で、部屋に加湿器が必要なタイプです。
そんな僕はこれまで一人暮らしだったので、小さい加湿器を使っていました。
ですが2年前に結婚しまして、少し家が大きくなったので、大きめの加湿器を買ったんですよね。
しかしこの加湿器で事件が。
なんと加湿器のせいで部屋中が真っ白になったのです。
あれは驚きましたね。
原因は後ほど紹介しますが、まさか加湿器でそんなことが起こるとは…。
この「加湿器真っ白事件」が起こったのが去年(1シーズン前)でした。
この経験を活かし、今シーズン新たに加湿器を購入したのですが、これが大正解。
加湿器の購入を考えているそこのあなた。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
加湿器真っ白事件の経験をもとにした、僕の加湿器の選び方をご紹介します。
僕が実際に購入した加湿器もあわせてご紹介するので、最後まで読んでいただけるとうれしいです。
加湿器の種類
そもそも加湿器の種類にはどういうものがあるのか。
加湿器には、加湿方法によって5種類に分けられます。
- 加熱式(スチーム式)
- 超音波式
- 気化式
- ハイブリッド式(加熱式+超音波式)
- ハイブリッド式(気化式+ヒーター)
それぞれ簡単に紹介していきますが、先に早見表をご紹介しておきます。
加熱式 | 超音波式 | 気化式 | ハイブリッド (加熱式+超音波式) | ハイブリッド式 (気化式+ヒーター) | |
---|---|---|---|---|---|
概要 | 水を沸騰させる | 水を超音波で振動させる | 濡らしたフィルターに風を当てる | お湯を超音波で振動させる | 濡らしたフィルターに温風を当てる |
電気代 | × 約1925円/月 | ○ 約184円/月 | ○ 約42〜92円/月 | △ 約92〜820円/月 | △ 約628円/月 |
雑菌の心配 | ○ 煮沸殺菌されるので、菌が繁殖しにくく衛生的 | × 水蒸気ではなく水の粒子なので、雑菌がそのまま放出される可能性あり | ○ 気体として放出するので、水の粒子が小さく、雑菌の放出が抑えられる | ○ ヒーターで殺菌されるため衛生的 | ○ 気体として放出するので、水の粒子が小さく、雑菌の放出が抑えられる |
カルキの心配 | ○ 気体として放出するのでカルキ汚れの心配はなし | × 水に含まれるミネラルがそのまま放出されるため部屋中の至る所に白い汚れがつく | ○ 気体として放出するのでカルキ汚れの心配はなし | × 水に含まれるミネラルがそのまま放出されるため部屋中の至る所に白い汚れがつく | ○ 気体として放出するのでカルキ汚れの心配はなし |
やけどの心配 | × 沸騰させるためヒーターのある吹き出し口付近が熱くなる | ○ ヒーターを搭載していないため熱くなることはない | ○ ヒーターを搭載していないため熱くなることはない | △ ヒーターがあるものの加熱式ほど高温にならないため安全 | △ ヒーターがあるものの加熱式ほど高温にならないため安全 |
手入れのしやすい | ○ 他の方式より手入れが楽 | × 雑菌繁殖を防ぐためにこまめに手入れが必要 | △ フィルター交換や掃除が必要 | × 雑菌繁殖を防ぐためにこまめに手入れが必要 | △ フィルター交換や掃除が必要 |
カルキとは、正式名称を次亜塩素酸カルシウム。水道水の消毒のために使われている物質ですね。
加熱式(スチーム式)
加熱式とは、水を沸騰させて水蒸気にして放出する方式です。
要は鍋で水を沸騰させてグツグツさせておくみたいなイメージ。
水を沸騰させるので、ヒーター付近が熱くなるので注意が必要です。
またティファールをずっと使い続ける感じなので電気代もかかります。
ですが煮沸によって殺菌されますし、フィルター等もないので、他の方式よりも手入れが楽です。
超音波式
超音波式とは、水を超音波で振動させて霧状にして放出する方式です。
水蒸気ではなく水の状態であるというのが他の方式とは違いますね。
ヒーターがないので電気代が抑えられ、加湿器本体の価格も比較的低いです。
ただこまめに手入れしないと雑菌が繁殖してしまい、それがそのまま空気中に放出される可能性があります。
気化式
気化式とは、フィルターに水を吸い込ませて、そのフィルターに風を当てて帰化させて放出する方式です。
部屋に濡れたタオルを干して、扇風機を当てておくイメージ。
ヒーターがないので電気代が抑えられるだけでなく、気化させるので雑菌の放出も抑えられます。
ただし定期的なフィルターの交換や手入れが必要になるのと、加湿スピードが劣るのがデメリット。
ハイブリッド式(超音波式+ヒーター)
ハイブリッド式(超音波式+ヒーター)とは、ヒーターで温めた水を超音波式で放出する方式です。
お湯を超音波で霧状にするということですね。
基本的に超音波式と同じなのですが、ヒーターにより殺菌されるので、より衛生的になります。
ただその分、電気代がかかってくるといった感じ。
ハイブリッド式(気化式+ヒーター)
ハイブリッド式(気化式+ヒーター)とは、水が染み込んだフィルターをヒーターで温めた風で気化させる方式です。
濡れたタオルをドライヤーで乾かすイメージですね。
なので気化式の加湿スピードをアップさせた方式になります。
超音波式を使ったら部屋が白くなり加湿器が1シーズンで死んだ
加湿器の種類はさておき、僕が加湿器の記事を書こうと思ったのには理由があります。
「加湿器を買ったけど1シーズンでダメになった」という経験をしたからなんです。
結婚して妻と同居し始めたのもあり、2021年1月にハイブリッド式(超音波式+ヒーター)の加湿器を購入しました。
実際に購入したのが、アイリスオーヤマの加湿器です。
↓これです。
そして在宅ワークだったのもあり、毎日使っていました。
カルキ汚れがエグい
しばらく快適に使っていたのですが、妻があることに気付きます。
「最近いろんなところに白い汚れが付いている」
扉や冷蔵庫、食器入れの中まで。
(↓写真を撮り忘れたので、同じ現象が起きた方の画像をお借りしました)
「なんだこれは!」
最初は謎でしたね。
24時間換気の部屋なので、外の工事による砂煙が入ってきたのかなと思いました。
でも近所の工事期間とはタイミングが合わないのです。
工事以外の原因を考えてみますが、心当たりが見つからず。
ホコリ関連なのであれば、引き出しの中にある食器入れまで白くなっていたのは不可解でした。
怖いですよ、だって閉まっている中まで侵入してるんですからね。
でも「これだ!」という原因が分からないまま、モヤモヤした日々を送っていました。
そんなある日、ふとネットで調べて見つけたのです!部屋が白くなった原因が!
そう、加湿器によるカルキ汚れが原因だったのです。
水道水には、ミネラルや消毒成分が含まれていて、それらが付着することで白くなってしまうとのこと。
ただしカルキ汚れは超音波式独特の問題なのです。
水が気体になる場合は、ミネラルや消毒成分は加湿器側にとどまるので、加湿器から一緒に放出されることはありません。
ですが超音波式は水を水のまま、水蒸気ではなくミストとして放出しています。
なので水と一緒にミネラルや消毒成分も放出されるのです。
そしてその水のミストが壁に付着して、水分が蒸発した時、ミネラルや消毒成分のみが残り、白く見えるというわけ。
そんなん、分かるわけないじゃん!まさかだよ!
一応この白い汚れの成分としては、元々水の中に含まれるものなので、人体に害はないようです。
でも部屋の至る所が白くなるので、正直とても不快ですね。
しかも電化製品の中に入り込んだ場合、故障の原因になるという記事も見たので注意が必要。
僕自身、これまで超音波式の加湿器を使ったことはありました。
でも白い汚れに気づいたことはなかったです。
おそらく加湿量や加湿時間が増えたことで顕著に現れたのかなと思います。
この「部屋が白くなる事実」を知って、今後超音波式は絶対買わないと誓いましたね。
実際にネット上で同じ現象になった方の記事も貼っておきます。
加湿器本体が1シーズンダメになった
使っていた加湿器ですが、実は1シーズンでダメになりました。
超音波を発生させる部分にカルキ汚れがカチカチに固まり、取れなくなってしまったんです。
誤解を生まないために言っておくと、こまめに掃除できいなかったことが原因だとは思います。
それでも定期的に妻が掃除してくれていたんですけどね。
「超音波式はこまめな手入れが必要」という情報をよく見ますが、納得です。
これは主観ですが、おそらく毎日レベルで掃除が必要なんだと思います。
毎日手入れしないといけないということから超音波式が嫌だなと思いました。
その他の使用感
他にも超音波式を使ってみて気づいた点としては、水滴でびしょびしょになるということ。
加湿器を床に置いていたのですが、吹き出し口付近だけじゃなく、床まで濡れてしまってました。
何度も言いますが、超音波式は水を水のまま、粒子を細かくしているだけなので、要は水滴なんですよね。
ここまで超音波式のデメリットばかり紹介してしまいましたが、もちろんメリットもあります。
まず本体、電気代ともに安いですね。
そして種類が豊富で、デザインも幅広いです。
自分に超音波式は合わなかった
超音波式を使って分かったのは、自分には合っていないということでした。
「手入れの手間」と「白くなるカルキ汚れ」
この2つは自分にとってキツかったですね。
毎日使ったとしても、短時間、少量の加湿量であれば気にならなかったでしょう。
でもコロナによる在宅ワークが重なり、超音波式のデメリットが露呈したといった感じ。
使い続けたら部屋が白くなるし、手入れをサボったら1シーズンでダメになるし。。
加湿器の選び方
上記の自分の経験を踏まえ、加湿器の選び方・選ぶ基準をご紹介したいと思います。
方式を選ぶ
まずは方式を選びましょう。
僕のように部屋中が白くなってしまうのが嫌な方は超音波式は避けましょう。
少ない加湿量であれば問題ないと思いますが、それでも白くなる成分が空気中をさまようことを考えるといい気はしませんが。
この時点で沸騰させる加熱式か、風を当てる気化式、もしくはハイブリッド式(気化式+ヒーター)に絞られます。
手入れのしやすさ
次に大事なのが手入れのしやすさです。
加湿器って水を使うので、必ず手入れが必要になってきます。
でも毎日手入れはしてられませんよね。
特に冬は乾燥するので、毎日加湿器を使うことになると思います。
そんな中で「手入れのしやすさ」は見過ごせないですよ。
加熱式と気化式だと、加熱式の方が手入れが楽だと言えます。
気化式の場合は、フィルターの交換や掃除が必要になってくるんですよね。
加熱式も掃除が必要ですが、フィルターはありません。
このフィルターの買い替えに追加でお金がかかるのが個人的に嫌でした。
給水のしやすさ
そして見逃しがちなのが、給水のしやすさ。
手入れのしやすさと同じくらい大事です。
僕が使う場合、1日1回は給水することになるので、給水がめんどくさいとストレスになります。
給水タンクを取り外せるのか、給水タンクを持ちやすいか、どれくらい水が入るのか。
自分が使うことをイメージして、自分が給水しやすいと思うものを選びましょう。
デザイン
最後はデザインです。
置く部屋の色合いと合うものを選びたいですよね。
あと大きさも大事です。
床に直接置くのか、どこかの上に置くのかによって大きさが変わってきます。
僕が嫌いになってしまった超音波式は、デザインが豊富なので少し残念。
僕が次に選んだ加湿器
去年購入した加湿器がワンシーズンで死んだので、今年新たに加湿器を購入したわけです。
そしてこの記事を書いているのが3月末。
ちゃんと今シーズン使った結果、僕の選択が正しかったことが証明されました。
そう、いい加湿器を選べたのです。
それではこの記事の最後として、僕が選んだ加湿器をご紹介したいと思います。
アイリスオーヤマの加湿空気清浄機RHF-253
超音波式によって苦しめられた僕が、次に選んだ加湿器はこちら。
「アイリスオーヤマの加湿空気清浄機RHF-253」です!
このアイリスオーヤマの加湿器は、実はストレートな加湿器ではなく、「加湿機能が付いている空気清浄機」になります。
方式は加熱式
加湿器の方式はというと、「加熱式」です。水を沸騰させるタイプです。
超音波式ではないので、部屋中が白くなることはありません!
手入れが楽
この加湿器、洗浄モードがついているんです。
数ヶ月使って初めて洗浄しなさいランプが付いたので、洗浄モードを使ってみました。
写真を撮り忘れてしまったのですが、カルキ汚れが固まりまくっていました。
水が貯まる部分に100円ショップで売っているクエン酸を入れて、洗浄ボタンを押すだけ。
そしたらカルキ汚れがすっきり落ちたのです。
掃除が楽!楽すぎる!
給水も楽
手入れだけではなく、タンクが取り外せるので給水も楽です。
加湿器上部にタンクが付いているので取り外しは簡単。
しかもタンクを持ちやすい。
タンクが大きすぎないので女性でも簡単。
タンクが小さすぎないので、頻繁に給水する必要もないです。
【2色から選べる】デザインがおしゃれ
加熱式の加湿器を買おうとすると、なかなか良いデザインに出会えないんですが、このアイリスオーヤマの加湿器はおしゃれだと思いません?
全面に木目デザインがあるのがポイントですね。
しかも2色から選べます。
花粉症の僕にはちょうどよかった
加湿器目当てで購入したのですが、このアイリスオーヤマのRHF-253は空気清浄機でもあります。
僕は花粉症(スギ・ヒノキ)なので、役に立ちました。
加湿器が必要な真冬の乾燥する季節が終わると、ちょうど花粉症の季節が来るんですよね。
冬から春にかけて継続して使うことで、加湿と花粉洗浄の恩恵を受けられます。
空気清浄機にフィルターが付いているので、「フィルター交換がいずれ必要になるという、気化式のデメリットも享受しちゃってるじゃん」というツッコミがあるかもしれません。
でもね、ここで書いているアイリスオーヤマのRHF-253の特徴を総合評価したうえで、”買い!”だったわけです。
アイリスオーヤマのコスパ
このアイリスオーヤマのRHF-253ですが、正直安くはありません。
ですがアイリスオーヤマなのでリーズナブルなのは間違いなし。
加湿器に空気清浄機が付いて、かつデザインもおしゃれなので納得です。
給水のしやすさや手入れのしやすさも含め、ベストアンサーがこのアイリスオーヤマだったんですよね。
とりあえず超おすすめです。
何シーズンも使っていけるものだと思いますね。
まとめ
今回は僕の加湿器失敗談と、それを踏まえたおすすめの加湿器をご紹介しました。
- 超音波式を使うと、部屋中が白くなるリスクがある
- 方式を選ぶなら、加熱式もしくは気化式
- アイリスオーヤマのRHF-253がおすすめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
加湿器の購入を考えている方の参考になればうれしいです。
参考
https://panasonic.jp/life/air/170023.html
https://www.dainichi-net.co.jp/products/mainichi-plus/22778/