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おっくそ
2019年4月26日、平成最後の金曜日に「AWSソリューションアーキテクトアソシエイト」試験に合格できました。
AWSソリューションアーキテクトアソシエイトと言えばAWSの資格であり、IT業界ではほぼ誰もが知っている資格です。
しかもIT系資格の給料ランキング「15 Top-Paying IT Certifications for 2019」によると、なんと第4位。
はい、人気な資格です。
そのAWSソリューションアーキテクトアソシエイトに合格できたので、僕の勉強方法や合格までの軌跡を共有したいと思います。
AWSソリューションアーキテクトアソシエイトには実務経験はいらない?
AWSソリューションアーキテクトアソシエイトの試験概要ページには、次のようにあります。
受験対象者に対して、「AWS 上で可用性、優れたコスト効率、耐障害性を備え、スケーラブルな分散システムを設計した 1年間の実務経験」が求められると。
これは決して受験資格というわけではないのですが、なにやら「実務経験もしてないやつが合格できるわけねえだろ」と言わんばかりの書き方です。
しかし、結論を言うと実は僕、受験時はAWSの実務経験ゼロです。
一応AWSを使うプロジェクトにはいたものの、僕自身が扱っていたわけではありませんでした。
つまり、「AWS 上で可用性、優れたコスト効率、耐障害性を備え、スケーラブルな分散システムを設計した 1 年間の実務経験」はAWSソリューションアーキテクトアソシエイトの合否に関係ない、ということが言えます。
テキストや動画で勉強した
AWSの実務経験がない僕が、どのように勉強していたかを共有したいと思います。
時系列の順で書いていきます。
AWSになんとなく興味を持っていたので受講しました。
ただその時は何も理解できませんでした。笑
社内トレーニングの内容としては、座学と言うよりもハンズオンで、実際にAWSを触りました。
そこでAWS環境を手順を追って構築していく内容の書籍を書い、それで勉強しました。
ちなみに僕が買ったのは、「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築」という本です。
超有名な本らしいので、改めて言うまでもないですが、とても丁寧で分かりやすかったです。
AWSの環境構築を順を追って解説してくれているだけでなく、ネットワークやコンピュータの仕組みを教えてくれます。
なのでIT初心者の僕にとってとてもフィットした内容でした。
興味がある方はどうぞ。
まずは実際の問題に触れてみて、どんな内容なのか、難易度はどんなものか、合格するにはどれくらい勉強する必要がありそうか、目処をつけるためにも問題集を解くことに決めました。
ただお金を出すのが嫌だったので(笑)、無料の問題集がないか探していたところ、Kindle Unlimitedを見つけました。
Kindle Unlimitedに30日間無料お試しキャンペーンがあったのです。
そしてこれに登録して、AWSソリューションアーキテクトアソシエイトの問題集を解いたわけです。
ただ日本語の問題集がKindle Unlimitedになかったので、英語の問題集を解いていました。
(書籍のタイトルは忘れてしまいました。Kindle Unlimitedも解約したのでタイトル分からないですが、AWS Solution Architect Associateで検索すればOKです)
今おもうと、ここで試験対策ができたというより、AWSのサービスがなんとなく頭に入ったと感じてます。
AWSのサービスって英語だったりカタカナだったり、似た名称があったりして覚えにくいんですよね。
とりあえず問題を解いていくことで、AWSサービスの名称をなんとなく覚えることができました。
しかもKindleなのでスマホでいつでも読めます。
▽英語にアレルギーがないなら、トライしてみてください。
Kindle Unlimited30日間無料体験
ただなんとなく、自分のレベルが分かってきたので、そろそろ本格的に勉強をスタートしようと奮起します。
日本語の問題集「徹底攻略AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト教科書」を購入しました。
もっと早くに購入すればよかったのに、と思いたいのですが、AWSのサービスって随時アップデートされていて、どんどん情報が新しくなっていきます。
つまり、去年買った本の情報が古くなる、ということが起こってしまうんです。
なので、僕は、本気モードになるまで買わなかったんです。
本気モード(よし、そろそろ本気で資格を取りに行くぞモード)になった僕は、買った「徹底攻略AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト教科書」で勉強しました。
いわゆる黒本というやつです。この黒本シリーズはJavaの勉強でも使ったので信用してました。
僕のお古でよければメルカリからどうぞ。
AWSソリューションアーキテクトアソシエイトの試験対策動画を無料で見れるというのです。
何かというと、AWS Innovateというオンラインカンファレンスが2019年4月8日(月)~5月7日(火)で開催していて、そのなかの1セクションとしてAWSソリューションアーキテクトアソシエイトの試験対策動画を配信していたんです。
これは見るしかない!ということで、全動画を見ました。
なんとなく概要が頭に入ってきましたし、AWSの社員の方が解説しているので、理解が深まりました。
これはAWSが提供しているトレーニングを受講できるサービスのようで、無料で利用できます。
僕は無料という時点で、さっそく登録してみました。
ちゃんとAWSソリューションアーキテクトアソシエイトのトレーニングもありました。
こんな感じでした。
ちなみに音声は英語ですが、資料自体は日本語対応しているので問題ないと思います。
そこでもう一度、問題集「徹底攻略AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト教科書」を最初から解きます。
この「徹底攻略AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト教科書」に付いている問題はすべて正解するまで解き直しました。
いざ本番の内容については、下で書いてます。
試験本番の問題は、問題集の内容よりも細かく、難しかった
さて本番の内容なのですが、問題集の内容よりも全然難しかったです。
問題文が、より実務よりの内容になっており、実際にアーキテクトが現場で直面する内容になっていました。
僕が解いた問題集の内容はとても表面的だったなあという印象です。
そして、問題集と比べ難易度が高かっただけでなく、より幅広いAWSサービスが問題として出た印象です。
問題集では重要なサービスに絞って問題が作られている印象ですが、本番では細かいところまで出題され、「どっかに書いてあったなー」みたいなことがたくさん起きました。
無事合格できたのでよかったですが、感触的には危なかったと感じています。
下に試験自体の所見を書いておきます。
- 65問/130分
- 試験会場のPCを使用し回答する
- その場で合否が分かる
- フラグ機能があり、あとで見直したい問題にフラグを立てることができる
- 分からない問題はテキトーに回答しフラグを立てて、見直しの時にじっくり考える戦法を取るとよい
ちなみに後日スコアレポートが届きました。
1000点満点中、720が合格ラインで、僕は767点でした。
「よくある質問」と「模擬試験」
上でも紹介した通り、僕は実際にAWSを触ったし、問題集も解いたし、AWS公式のトレーニングビデオを観たわけですが、本番では「危なかった」と感じました。
では何が足りなかったのか。
AWSのWebページに試験準備のおすすめステップが載っているのですが、そこにあるうちの「よくある質問に目を通す」と「模擬試験を受験する」をやるべきだったなと思います。
なぜかというと、よくある質問には実務に関わる内容が多数掲載されているから、また模擬試験を受けることで本番の傾向が分かるから、です。
結論:問題集だけだと心細い
結論としては、問題集を解くだけでは心細いということです。
幸い、僕は上で紹介した勉強のプロセスで合格することができましたが、「よくある質問」と「模擬試験」はチェックしておいたほうが無難かと思います。
ただ、「よくある質問」のボリュームはハンパないです。
模擬試験もお金がかかります。
理想としては、「僕の勉強法」+「よくある質問」+「模擬試験」だと思いますが、僕が合格できちゃったので何とも言えませんね。
まあひとつ言えるのは、「実務経験なし、かつトレーニング動画を観つつ問題集を解く勉強法でも合格できること」を証明したということでしょうか。
以上、AWSソリューションアーキテクトアソシエイト合格体験談でした。
では、今回はこの辺で。
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