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はじめに
Macでアプリを削除したはずなのに、LaunchpadにQt系のアプリが消えずに残っている……そんな経験はありませんか?
僕の場合、「Linguist」や「Qt Designer」といった見慣れないアプリがLaunchpadに居座り続け、削除しても消えない状況に頭を抱えていました。

Launchpadで削除しようとしても(アプリがブルブルってなるやつ)×ボタンが出てこない。
しかも、普通にアプリケーションフォルダにはいない。brew uninstall qt
でも何も出てこない。mdfindやfindコマンドでも見つからない。
最初はChatGPTに教えてもらったコマンドを一通り試してみました。which linguist
、brew list
、mdfind
、find /
など、思いつく限りの方法を実行してみましたが、それでも解決には至りませんでした。
犯人は「/Users/Shared/Previously Relocated Items」
ターミナルでの探索が煮詰まり、「もうこのままでいいか」と諦めかけた頃、ふと自分でFinderを開いてMacの中をブラブラと見ていたときのこと。
/Users/Shared/Previously Relocated Items
というフォルダに目が止まりました。なんとなく開いてみると、そこには anaconda3
というフォルダが。
中を覗いてみると、なんとそこに Qt Linguist
や Qt Designer
などの.appファイルが!

犯人は、macOS移行時に退避された古いAnaconda環境の中のQtアプリでした。
Previously Relocated Itemsというフォルダは以下のようなものらしい。
これは macOS のアップグレードや移行アシスタント実行後に現れるフォルダで…
古いmacOS環境で使われていたファイルのうち新しいmacOSではセキュリティ的にそのまま置いておけないもの(場所が変わったり、アクセス権がおかしいもの)を強制的に /Users/Shared/Previously Relocated Items/ に移動して保管してる というものです。
Qtなどの開発系アプリは、Anacondaや手動インストールに含まれていることが多く、移行後にLaunchpadに残骸として表示されてしまうというわけです。
Launchpadに残ったQtアプリの削除方法
ChatGPTに聞いたところ「Previously Relocated Items」は全部消しちゃっていいらしいので、

一応ざっと見て大事そうなものはなかったので一括削除することにしました。
sudo rm -rf "/Users/Shared/Previously Relocated Items"*
rm ~/Library/Application\ Support/Dock/*.db
killall Dock
これでLaunchpadの表示が初期化され、残っていたQt系アイコンが無事消えました。よかったよかった。
ChatGPTに頼るだけでなく自分はFinderを漁るのも大事
今回、ChatGPTの助けを借りながら調査を進めましたが、最終的には自分でFinderを見たことで発見しました。
AIに頼るのは非常に有効ですが、最終的に「あれ、これ怪しいかも」と気づく“人間の勘”や行動力もまだまだ重要だなと実感しました。
同じように「MacでQtが消えない」「Launchpadにアプリが残り続ける」と悩んでいる方がいたら、ぜひこの方法を試してみてください!
最後に
今回、ChatGPTに聞きまくって解決したのもあり、解決した後で「この内容の記事を書いて」と伝えて本記事を書いてもらいました。
もちろん所々修正しましたが。
新しいMacを買って、古いMacから移行しても残っていたQtだったので、今はすっきりして超快適です。